今週のお題「わたしのコレクション」
こんにちは、田丸はるかです。
コレクションというか流行り物なんですが、
私は中学生の時、後にも先にも無いくらいプリクラを撮っていました。
厨二病ではなく、プリクラ中毒病にかかっていたのです。
それも放課後の暇つぶしなどではなく、休みの日に友だちとプリクラだけを撮って遊ぶという、プリクラ中心の生活を送っていました。
当時駅前にはプリクラだけが設置してあるタワービルがあり、
プリクラの機種ってこんなにあるの、と引くほどのさまざまな機種が、各フロアにところせましと並んでいる中高生の盛り場でした。
今でこそ「加工」はスマホカメラでも当たり前の技術ですが、
15年くらい前の、それも地方のオタク中学生の辞書にはない用語だったので、「自分って意外と写りいいな」と恥ずかしげもなく思っていました。
そんな黒歴史はさておき、プリクラの醍醐味といえば撮影後の落書きタイムにトドメをさします。
やれ「中2の夏だお♪」だの、やれ「大親友♡らぼらぼ」だのと描くことの楽しいこと楽しいこと。
一応ひとりひとり順番に落書きをするシステムなのですが、自分の番が回ってくるのを待つのは、カラオケで自分の前の人が尺のあるバラードを歌った時のもやもや感に似ているような気がします。
撮り終わったあとは、横に設置してあるハサミで切り分けるのですが、
プリクラという物は健気にも撮影人数を考慮した印刷をしてくれるので、皆の手元にシールは平等に行き渡ります。
そして帰宅後、一枚一枚切り取ったプリクラをプリクラ帳に貼り、翌日友だちに披露する、というところまでやって、ようやくプリクラ道中を終えるわけです。
勉強もせず、かといって漫画も描かず、熱中して集めていた物の一つですね。
今思えば青春のメモリアルなのですが、それにしては実物よりも写りが綺麗なのが嬉しいところです。